犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
へ?と顔を上げると、前を歩く人も、横を歩く人も、私を睨むように見ていた。



どうやら後ろでも私のことを話してるのか、コソコソと声が聞こえる。



「な、何?」



玉城さんって玉城さん?



何でそんなに怖い目を向けてくるの?



綺麗な言葉と表情がミスマッチすぎる。



「じゃあ、俺こっちだから」



「え?あ、はい」



玉城さんは少しだけ片手を上げると、大学のある方へと行ってしまった。



自分の学校へと向かってるのに、何だろうこのアウェイ感。
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