犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「アナタって…ほんと…」



「え?」



何故か呆れられてしまった私。



状況が把握できずにいる。



「玉城さんのこと知らないなら、美羽がここまで焦るのもよく分かる…」



リリは何やら頷くと、小声で話し出した。



「玉城さんって、見ての通り容姿端麗でしょう?それに成績優秀でスポーツも万能、しかもお金持ちってことで王子様的存在なのよ」



「うんうん。…それで?」



「嘘でしょ、まだ分からない?」



リリは苦笑いを零し、歩き出すと続けた。
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