犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「リリの作戦のおかげで何もされずに済んだけど…トイレの外でボロクソ言われたよ…」



「あはは。それは仕方ないでしょ、お嬢様たちは嫉妬の嵐なんだから」



それくらい覚悟しなさいよ、と背中を叩くリリ。



この人がいたら、学校なんて怖くないのに、と溜め息をついた。



「園原さん!」



と、廊下を歩いていると後ろから声。



振り向くと、どこかで見たような見なかったようなオジさん。



はて?と首をかしげる私に、リリがそっと耳打ちしてくれた。



「ばか、理事長よ」



「あぁ理事長……、え」
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