犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「嫌ならパリ行きましょ」



「それも手ね!?…もう!パリは行かない!ここに住んでやる!」



半ばやけくそになりながら、私はそう言ってしまった。



言ってしまったのだった。



「お待ちしてました」



それからしばらく(15分くらい)歩くと、2人の男の人が見えた。



それはそれは、とんでもないほどのイケメン。



歩いてきた道のりの長さを、忘れてしまうくらいにはイケメンだった。



「ごめんなさいね、突然」



「いえ。父から話しは聞いております」
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