犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
だけど、私と玉城さんでは、能力に差がありすぎると思うんだ。



「見る人が変われば、サボる俺を最低だって言う人もいるんだから」



玉城さんの言うことはもっともで、何も言い返す言葉はない。



「で、でも…私のどこが…」



「自分にないものを持ってるってだけで、羨むに足りると思うけどな」



「…自分にないもの…?」



上半身を起こして、私を見つめる玉城さん。



思わず構える。



「言わないけど」



「え、えぇ…」
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