まだ見ぬ春も、君のとなりで笑っていたい
1 君は空から降ってきた
生まれて初めての、本気の恋だった。
いつも彼のことばかり考えていて、彼の姿なら何時間眺めていたって飽きたりしなかった。
本当に、本当に、好きだったのだ。
でも、あっけなく失恋した。
勇気を振り絞って、震えながら告白したのに、迷いなく振られてしまった。
あまりにもあっけなかったので、思わず笑ってしまったくらい。
でも、心では泣いていた。
今も、心では泣いている。
笑いながら、泣いている。
そうして笑うのが苦しくなったときは、この秘密の場所に逃げてきて、涙が涸れるまで泣くのだ。
いつも彼のことばかり考えていて、彼の姿なら何時間眺めていたって飽きたりしなかった。
本当に、本当に、好きだったのだ。
でも、あっけなく失恋した。
勇気を振り絞って、震えながら告白したのに、迷いなく振られてしまった。
あまりにもあっけなかったので、思わず笑ってしまったくらい。
でも、心では泣いていた。
今も、心では泣いている。
笑いながら、泣いている。
そうして笑うのが苦しくなったときは、この秘密の場所に逃げてきて、涙が涸れるまで泣くのだ。