転校生(Eijis' black worldⅡ)
「なによこれ!」
新堂は混乱した。
自分がミステリー小説の主人公になった気分だった。
急いで母親に電話した。

……………………ガチャ。
「もしもし、新堂ですが。」
母親が出た。

「もしもし、ママ?明日香だけど…」

久しぶりの母親の声に安心した新堂が要件を言おうとすると、受話器の向こうで…
ドォーン!!!!!!!!!!

爆発音のようなものが聞こえ、電話が切れた。

新堂は急いでマンションを出て、母親の元に向かった。

電車を乗り継いで、実家に辿り着いたときはすでに家は瓦礫の山に変わっていた。

「うわぁぁぁ!ママぁぁ!ママぁぁ!!!」

我を忘れて絶叫した。

そして再び、気を失った。
そして目が覚めた時には病院のベッドの上だった。

ちょうど医師が回診にきたので、新堂は今までの不思議な事について話した。

するとその医師は精神科医を紹介してくれた。

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