転校生(Eijis' black worldⅡ)
その日俺は終電の時間までB・Wにいる事にした。そしてそこで必死に推理していた。
《何か手掛かりがあるはずだ…何か…》
正直、焦りまくっていた。
重要参考人とも言える須田に死なれた上、新堂からも有力な情報を得られなかった…事件は迷宮入り目前だった…
終電の時間が近づき、俺はB・Wを出た。
金曜日だったので終電直前でも渋谷は人で溢れかえっていた。
俺はスクランブル交差点で信号待ちをしていた。
ここに来るといつもヤツの事を思い出す。
そう柴田の事だ。半年前、ここで会ってからヤツは一度も現れてない。
やがて信号が青になり人の群れとともに俺も歩き出した。
駅前に着くと終電まで時間があったので喫煙所で一服する事にした。
タバコに火を付け、一吸いしてフゥーッと煙を吹くと隣から
「火貸してくれませんか?」
と声が聞こえた。
ポケットから再びライターを取りだし、渡そうとした時、俺はハッとした。
《今の声は…》
バッと振り返るとそこにはタバコをふかした柴田の姿があった…
《何か手掛かりがあるはずだ…何か…》
正直、焦りまくっていた。
重要参考人とも言える須田に死なれた上、新堂からも有力な情報を得られなかった…事件は迷宮入り目前だった…
終電の時間が近づき、俺はB・Wを出た。
金曜日だったので終電直前でも渋谷は人で溢れかえっていた。
俺はスクランブル交差点で信号待ちをしていた。
ここに来るといつもヤツの事を思い出す。
そう柴田の事だ。半年前、ここで会ってからヤツは一度も現れてない。
やがて信号が青になり人の群れとともに俺も歩き出した。
駅前に着くと終電まで時間があったので喫煙所で一服する事にした。
タバコに火を付け、一吸いしてフゥーッと煙を吹くと隣から
「火貸してくれませんか?」
と声が聞こえた。
ポケットから再びライターを取りだし、渡そうとした時、俺はハッとした。
《今の声は…》
バッと振り返るとそこにはタバコをふかした柴田の姿があった…