転校生(Eijis' black worldⅡ)
第七章 別れ
完全に変貌した新堂はしばらく俺とカイトを見下した目で見ていたが、いきなり絵里に近づいていった。
絵里は逃げようとしたが、脚が震えて動けないようだった。
「絵里!俺から離れるなよ!」
俺は絵里に危害がくわえられると思い、慌てて絵里を自分の方に抱き寄せた。
俺は自分に残された勇気を振り絞り、新堂を睨みつけた。
すると新堂はクスッと笑って、
「失礼しちゃうわ。何もしないわよ。」
「そんな言葉信じれっかよ!今回の事件もお前が全部やったんだろ?」
全く根拠もないのに、焦りのあまり俺はとんでもない質問をした。
《俺、何言ってんだ…?》
我に還った時、自分の愚かな質問を恥じた。
しかし、意外な返答が返ってきた。
「そうよ。私がぜ~んぶ殺ったのよ。もう一人の私は知らないだろうけどね♪」
新堂は自白した。
カイトも俺もあまりに唐突だったので言葉を失った。
「嘘よ!明日香ちゃんが須田君達を殺したなんて…」
絵里が必死な表情で言った。
「嘘じゃないわ。須田君も高木君も石橋君も大河内先生も私がこの手で殺したのよ。それに、あなたの知ってる新堂明日香はもう一人の方でしょ?」
新堂は至って冷静に言った。
絵里は逃げようとしたが、脚が震えて動けないようだった。
「絵里!俺から離れるなよ!」
俺は絵里に危害がくわえられると思い、慌てて絵里を自分の方に抱き寄せた。
俺は自分に残された勇気を振り絞り、新堂を睨みつけた。
すると新堂はクスッと笑って、
「失礼しちゃうわ。何もしないわよ。」
「そんな言葉信じれっかよ!今回の事件もお前が全部やったんだろ?」
全く根拠もないのに、焦りのあまり俺はとんでもない質問をした。
《俺、何言ってんだ…?》
我に還った時、自分の愚かな質問を恥じた。
しかし、意外な返答が返ってきた。
「そうよ。私がぜ~んぶ殺ったのよ。もう一人の私は知らないだろうけどね♪」
新堂は自白した。
カイトも俺もあまりに唐突だったので言葉を失った。
「嘘よ!明日香ちゃんが須田君達を殺したなんて…」
絵里が必死な表情で言った。
「嘘じゃないわ。須田君も高木君も石橋君も大河内先生も私がこの手で殺したのよ。それに、あなたの知ってる新堂明日香はもう一人の方でしょ?」
新堂は至って冷静に言った。