転校生(Eijis' black worldⅡ)
放課後…とある公園…
「なんか用?俺これからバイトなんだけど…」
石橋が言った。
「ねぇ…春は好き?」
そう聞かれた瞬間…
“シュパッ”…
何かが喉元をかすめた…
鎖骨のところに生暖かいなにかが流れた…
「ゴボッ…な゛ん゛で?…ゴボッ…」
ドサッ…
何が起ったか解らないまま石橋は倒れこみ、永遠の眠りについた…
「クスクス…素敵な『別れ』だったね。石橋君…」
翌日…
石橋は学校近くの公園で遺体となって発見された…
死因は大動脈切断による失血死。
殺人事件。鈍い警察もそう感じるほど明らかだった…
この半年…俺は平穏を失った代わりに特別な力を手に入れた。
気功とか超能力とかそんなものではない。
一言で言うなら、『嗅覚』…。黒の世界が関わる事件かどうかを見極められる嗅覚…。実際そんな能力が備わってるかどうか確証はないが、今まで外れた事はない…
そんなわけで今回も俺は黒の世界の住人が関わってる事に気が付いた。
その後はもちろん学校にも行かずあそこへ行く。相棒がいる渋谷のカフェ、B・W…。
その日もB・Wは相変わらず客がカイト以外いなかった…。
「なんか用?俺これからバイトなんだけど…」
石橋が言った。
「ねぇ…春は好き?」
そう聞かれた瞬間…
“シュパッ”…
何かが喉元をかすめた…
鎖骨のところに生暖かいなにかが流れた…
「ゴボッ…な゛ん゛で?…ゴボッ…」
ドサッ…
何が起ったか解らないまま石橋は倒れこみ、永遠の眠りについた…
「クスクス…素敵な『別れ』だったね。石橋君…」
翌日…
石橋は学校近くの公園で遺体となって発見された…
死因は大動脈切断による失血死。
殺人事件。鈍い警察もそう感じるほど明らかだった…
この半年…俺は平穏を失った代わりに特別な力を手に入れた。
気功とか超能力とかそんなものではない。
一言で言うなら、『嗅覚』…。黒の世界が関わる事件かどうかを見極められる嗅覚…。実際そんな能力が備わってるかどうか確証はないが、今まで外れた事はない…
そんなわけで今回も俺は黒の世界の住人が関わってる事に気が付いた。
その後はもちろん学校にも行かずあそこへ行く。相棒がいる渋谷のカフェ、B・W…。
その日もB・Wは相変わらず客がカイト以外いなかった…。