転校生(Eijis' black worldⅡ)
「ちょっと待ってよ!それって私以外にも可能じゃん!私が犯人である証拠にはならないわ!」
絵里は必死に犯行を否認した。その姿が俺は哀れで仕方無かった…。
「よく考えてみろよ!制服にリンを付けるなんて、須田の彼女のお前以外には無理なんだよ!!須田と二人っきりになれて、かつ須田が着ていないときの制服に怪しまれず触れられるのはお前だけだよ…。それに証拠もちゃんとあるよ…。」
そう言って俺がジャケットの内ポケットに手を入れた瞬間、
「もういいわ…エイジ。やっぱりあんたを騙し続けるなんて出来なかったね…」
絵里が犯行を認めた。
俺は内ポケットに入れていた手をゆっくり元の位置に戻した。
「俺自身もお前が犯人だなんて信じれなかったよ…なんでこんな事んしたんだよ!?須田を好きだったんじゃねぇのかよ!!」
晃の犯行を暴いた時よりも辛かった…。知らないふりをしようとも思った…。
俺は推理を話しながらも必死に涙をこらえていた。それが今になって溢れてきた…。
「ごめんね…エイジ…。」
涙で見えなかったが、絵里も泣いていたらしく、声が震えていた…。
「全て話してくれるな?」
カイトが絵里にそっと近付き優しく問いかけた。
絵里は必死に犯行を否認した。その姿が俺は哀れで仕方無かった…。
「よく考えてみろよ!制服にリンを付けるなんて、須田の彼女のお前以外には無理なんだよ!!須田と二人っきりになれて、かつ須田が着ていないときの制服に怪しまれず触れられるのはお前だけだよ…。それに証拠もちゃんとあるよ…。」
そう言って俺がジャケットの内ポケットに手を入れた瞬間、
「もういいわ…エイジ。やっぱりあんたを騙し続けるなんて出来なかったね…」
絵里が犯行を認めた。
俺は内ポケットに入れていた手をゆっくり元の位置に戻した。
「俺自身もお前が犯人だなんて信じれなかったよ…なんでこんな事んしたんだよ!?須田を好きだったんじゃねぇのかよ!!」
晃の犯行を暴いた時よりも辛かった…。知らないふりをしようとも思った…。
俺は推理を話しながらも必死に涙をこらえていた。それが今になって溢れてきた…。
「ごめんね…エイジ…。」
涙で見えなかったが、絵里も泣いていたらしく、声が震えていた…。
「全て話してくれるな?」
カイトが絵里にそっと近付き優しく問いかけた。