転校生(Eijis' black worldⅡ)
「でもあとの3人は君が決めたんやろ?なんでや?」
カイトは刑事の様に問い質し続けた。
「私はただ、エイジとの時間が欲しかったの!
晃君が死んだすぐあと、エイジは私と一緒にいる時間が増えたの…。私はそれが何よりも嬉しかった…。このままの関係でも良いとすら思ったわ!
でもしばらくして、須田君達と仲良くなって、一緒に帰る事もなくなって…。晃君みたいにみんな居なくなれば、またエイジとの時間が…幸せな時間が増えると思ったの!!」
必死になって説明する絵里を見て、女の執念の恐ろしさを感じた…。自己チューとかワガママなどの領域を遥かに超えていた。
そして、それと同時に
《俺が絵里を犯罪者にしてしまった…》
という後悔の念が込み上げてきた…。
「絵里…。実はな…お前がやった事の中で一つだけ解らない事があるんだ。高木が殺された日、本当に須田は嘘の供述をする様に頼んできたのか?」
「あれはね…。エイジを混乱させるためについた嘘…。実際は私が須田君に頼んだの…。二人の話が食い違えばエイジはきっと後に聞いた方、つまり私が言った事を真実と思いこんで捜査すると思ったの…。それともう一つ…。」
カイトは刑事の様に問い質し続けた。
「私はただ、エイジとの時間が欲しかったの!
晃君が死んだすぐあと、エイジは私と一緒にいる時間が増えたの…。私はそれが何よりも嬉しかった…。このままの関係でも良いとすら思ったわ!
でもしばらくして、須田君達と仲良くなって、一緒に帰る事もなくなって…。晃君みたいにみんな居なくなれば、またエイジとの時間が…幸せな時間が増えると思ったの!!」
必死になって説明する絵里を見て、女の執念の恐ろしさを感じた…。自己チューとかワガママなどの領域を遥かに超えていた。
そして、それと同時に
《俺が絵里を犯罪者にしてしまった…》
という後悔の念が込み上げてきた…。
「絵里…。実はな…お前がやった事の中で一つだけ解らない事があるんだ。高木が殺された日、本当に須田は嘘の供述をする様に頼んできたのか?」
「あれはね…。エイジを混乱させるためについた嘘…。実際は私が須田君に頼んだの…。二人の話が食い違えばエイジはきっと後に聞いた方、つまり私が言った事を真実と思いこんで捜査すると思ったの…。それともう一つ…。」