転校生(Eijis' black worldⅡ)
最終章 再会の日まで…
事件解決から2日後、俺は学校をさぼって、カイトと一緒に代官山でイタリアンなんて洒落たものを食べていた。
「それにしてもカイトが俺をメシに誘うなんてなぁ…。しかもカイトの奢りっしょ?どういう風の吹き回しだ?」
「まとまった金が手に入ってな。ほんでたまにはお前にええモン食わせたろうと思てな。感謝しぃや♪」
カイトが上機嫌で言った。俺が思うにカイトはデカイ仕事(本業の詐欺)でも片付けて、その賞金(騙しとった金)で食わせてくれるのだろう。
ちょっと気になったが、その辺はあえて聞かずに俺はイタリアンを堪能する事にした。
俺達が入ったレストランは評判が良いらしく、平日の昼間だというのに、カップルやらマダム達で店内は満席だった。
俺とカイトは柄にもなくイタリアンなんてもんを選らんだ事を少々後悔した。
場違いの空気に焦った俺達は席に付き、お冷やをもらいった後すぐにウェイターにオーダーを頼んだ。
ウェイターが去ったのを見計らってカイトが小声で俺に、
「絵里ちゃん、ちゃんと自首して良かったな。」
と言ってきた。
俺はお冷やを飲みながらコクリと頷いた。
「それにしてもカイトが俺をメシに誘うなんてなぁ…。しかもカイトの奢りっしょ?どういう風の吹き回しだ?」
「まとまった金が手に入ってな。ほんでたまにはお前にええモン食わせたろうと思てな。感謝しぃや♪」
カイトが上機嫌で言った。俺が思うにカイトはデカイ仕事(本業の詐欺)でも片付けて、その賞金(騙しとった金)で食わせてくれるのだろう。
ちょっと気になったが、その辺はあえて聞かずに俺はイタリアンを堪能する事にした。
俺達が入ったレストランは評判が良いらしく、平日の昼間だというのに、カップルやらマダム達で店内は満席だった。
俺とカイトは柄にもなくイタリアンなんてもんを選らんだ事を少々後悔した。
場違いの空気に焦った俺達は席に付き、お冷やをもらいった後すぐにウェイターにオーダーを頼んだ。
ウェイターが去ったのを見計らってカイトが小声で俺に、
「絵里ちゃん、ちゃんと自首して良かったな。」
と言ってきた。
俺はお冷やを飲みながらコクリと頷いた。