転校生(Eijis' black worldⅡ)
その日の夜、カイトは大阪に旅立つために東京駅にいた。

俺はというと、カイトについて行かず、1人、渋谷に残っていた。

「お前にはやるべき事があるやろ?絵里ちゃん救えるんはお前だけやないんか?もし俺が帰って来る時まで絵里ちゃんを助けられへんかったら、どついたるからな♪」

このカイトの去り際の一言が俺に残る決意をさせてくれた。

俺は今回も自分の無力さを思い知らされた。

それでも俺は負けられない…。

《やってやるよ!絵里は俺が必ず助け出す!そんで次こそは尾藤を捕まえてやるぜ!!》

初春の空に誓いをたて、俺は渋谷をあとにした。





“転校生” 完
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