転校生(Eijis' black worldⅡ)
その日は1日中事件の推理そっちのけで絵美から言われた事が頭から離れなかった。

確かに俺はこの半年で変わった。親友を失い、信頼していた人にも裏切られた。でも、全く後悔した事はなかった。
カイトと出会い、退屈な日々に別れを告げれたからだ。

それが今更になって戸惑っていた。

《俺はこのままでいいのか?復讐に残りの人生全て捧げていいのか?》

『復讐』という魔物にとり憑かれている自分が初めて怖くなった…

その日の夜、最悪の1日はこれ以上ない最悪の形で終わりを告げた。
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