少し短い恋愛のお話
君を守りたかった……
「今日は楽しかったね」
「うん!」
あなたとの初デート。あなたが前日から準備していたことを知っていたから、少し熱っぽかったけど、お洒落して出てきた。そのかいあって、とても楽しかった。
その帰り道、横断歩道の前で話しながら待っている私とあなた。信号が青になったのを見て私は歩き出した。それがいけなかった。いつもなら必ず左右確認してから渡るのに・・・。私は気づけなかった。右から突っ込んでくる車に。
「危ない!!」
あなたの声に気づいた時、私は背中に手の感触を感じた。その時は、突き飛ばされたと気づかなかった。私の体が宙に浮いている後ろで、
ドンッ!!
と音がした。一瞬の出来事だった。目の前に広がる現実を認めたくない!受け入れたくない!私は両手で頭を抱え、
「イヤーー!!」
と叫ぶことしか出来なかった。
その後、誰かが呼んだ救急車に乗せられ病院に行った。私は所々の擦り傷で済んだ。でも、あなたは死んでしまった。くだらない雑談が最後の会話となってしまった。私は、あなたの体が横たわった安置室へと通された。そこであなたの動かない姿を見た時、私は泣き崩れた。
もうあなたは本当にこの世にいないと知ってしまったから。
「うん!」
あなたとの初デート。あなたが前日から準備していたことを知っていたから、少し熱っぽかったけど、お洒落して出てきた。そのかいあって、とても楽しかった。
その帰り道、横断歩道の前で話しながら待っている私とあなた。信号が青になったのを見て私は歩き出した。それがいけなかった。いつもなら必ず左右確認してから渡るのに・・・。私は気づけなかった。右から突っ込んでくる車に。
「危ない!!」
あなたの声に気づいた時、私は背中に手の感触を感じた。その時は、突き飛ばされたと気づかなかった。私の体が宙に浮いている後ろで、
ドンッ!!
と音がした。一瞬の出来事だった。目の前に広がる現実を認めたくない!受け入れたくない!私は両手で頭を抱え、
「イヤーー!!」
と叫ぶことしか出来なかった。
その後、誰かが呼んだ救急車に乗せられ病院に行った。私は所々の擦り傷で済んだ。でも、あなたは死んでしまった。くだらない雑談が最後の会話となってしまった。私は、あなたの体が横たわった安置室へと通された。そこであなたの動かない姿を見た時、私は泣き崩れた。
もうあなたは本当にこの世にいないと知ってしまったから。