鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
「どうした?坊主。
威勢がいいのは、ここまでか?」
「くっそ~なめてんじゃねぇーぞ!!」
匠は、ムキになってさらに殴りかかろうとした。
ちょっと!?
あんた達、こんなところで喧嘩しないでよ!!
「こらー君達。何をやっているんだ!?」
すると警備員達が、こちらに来てしまった。
ゲッ!!
ヤバい、逃げなくちゃあ!!?
最後に殴ろうとする匠を私は、慌てて
カバンを後頭部にぶつけて止めた。
「痛って……何するんだ!?茜!!」
「少しは、場所を考えろ!?アホ。
とにかく逃げて!!」
私は、そう言うと慌てて課長の腕を引っ張り
逃げ出した。
「ちょっ……おい。茜!?」
こんな時に名前で呼ぶな!!
アホ。
匠を置いて私は、課長と一緒に
ホテルから離れた場所まで全速力で逃げ切った。
何とか逃げ切ることに成功する。
「ハァハァ……ここまで、逃げたら大丈夫よね……」
走り過ぎて息が切れそうだった。