鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

そして……結果。

「課長……蟹……食べたい……むにゃむにゃ」

私は、ぬくぬくのコタツと
酔っぱらってウトウトと寝てしまう。

「あ、まったく。
お前は、またコタツで寝て……」

そう言いながらも私をお姫様抱っこしてくれる。

「課長……ギュー」

私は、課長にしがみついた。

「あ、こら。あまりしがみつくな!?」

頬を赤らめる課長。
ベッドに連れていかれると寝かせてくれた。

しばらくウトウトと寝ていたが物音で
目が覚めた。

課長がベッドの下に布団を敷くと横になっていた。

あれ?向こうで寝ちゃうの?

背中を向けて寝る課長を見ると寂しくなってくる。

もっと……そばに居たい。

ソッと掴もうと伸ばしてみるが届かない。

うぅっ……届かない。

私は、モゾモゾと起き上がると
課長のところに行き布団に潜ることにした。

「うわぁっ!?
お前……何やっているんだ!?」

課長は、驚いて起き上がった。

「課長が、そばに居ないと寂しい……」

「何を言っているんだ!?
ほら、さっさとベッドに戻れ」

< 107 / 221 >

この作品をシェア

pagetop