鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
2DKの間取りのため
シャワーの音が聞こえてくる。
課長の裸を想像してしまうし、
kissやらその他もろもろ……ダメだ。
意識すれば、するほどまるで自分が課長のことが
好きみたいではないか!!
ドキドキして
まともに顔が合わせづらい。
私は、イケメンの御曹司かエリートと恋愛したくて
課長に女子力を上げるために
修行しているというのに
なんで、課長にときめかないとならねぇーんだよ!?
これだと課長に片思いして家まで押しかけている
主人公(OL)じゃねぇーか!!
うわぁぁっ~そんなはずは!?
私の贅沢な夢が鬼課長に汚されていく。
「ほぅ……悪かったな?
鬼課長である俺に夢を汚されて……」
えっ!?
振り向くといつの間にか課長は、シャワーを済ませ
私の背後に立っていた。
ゲッ!!やべぇ……。
まさか、今の発言を聞いていた!?
「お……お早いですね…」
「お前は、いい加減に声を出して独り言を
言うのをやめろ。
聞きたくなくても聞こえるぞ」
めっちゃ低い声で言われる。
き、キレてるし……。