鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

2DKの間取りのため
シャワーの音が聞こえてくる。

課長の裸を想像してしまうし、
kissやらその他もろもろ……ダメだ。

意識すれば、するほどまるで自分が課長のことが
好きみたいではないか!!

ドキドキして
まともに顔が合わせづらい。

私は、イケメンの御曹司かエリートと恋愛したくて
課長に女子力を上げるために
修行しているというのに
なんで、課長にときめかないとならねぇーんだよ!?

これだと課長に片思いして家まで押しかけている
主人公(OL)じゃねぇーか!!

うわぁぁっ~そんなはずは!?

私の贅沢な夢が鬼課長に汚されていく。

「ほぅ……悪かったな?
鬼課長である俺に夢を汚されて……」

えっ!?

振り向くといつの間にか課長は、シャワーを済ませ
私の背後に立っていた。

ゲッ!!やべぇ……。
まさか、今の発言を聞いていた!?

「お……お早いですね…」

「お前は、いい加減に声を出して独り言を
言うのをやめろ。
聞きたくなくても聞こえるぞ」

めっちゃ低い声で言われる。

き、キレてるし……。

< 112 / 221 >

この作品をシェア

pagetop