鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
どうしよう。
私の心の声か駄々漏れだよ……。
すると課長は、ハァッとため息を吐くと
バスタオルで頭を拭きながら向かい側に座った。
き、気まずい……余計に。
チラッと課長を見ると
頭を拭きながらリモコンでテレビをつけていた。
髪が濡れている姿は、ちょっと……いや。
かなり色っぽい?
いやいや。何を考えているんだ!?自分。
自分をしっかり持て。流されるな!!
そうだ……味噌汁を飲もう。
誤魔化すように味噌汁を飲み干していると
課長がニュースを見ながら
「もうすぐ……クリスマスだな」
ボソッと呟いてきた。
「えっ……?」
急に何を言い出すんだ?
この人……。
不思議に思いながら私もニュースを観る。
ニュースは、クリスマスの特集をやっていた。
あちらこちらでイルミネーションの点灯式が公開され
賑やかに人が集まっている。
「うわぁ~綺麗……」
いいなぁ~イルミネーション。
幻想的の雰囲気でロマンティック。
こんな素晴らしい場所を恋人と歩きたい。
そしてプロポーズとかされたら
めっちゃ素敵な思い出になるんだろうな。
いいなぁ~ベタだけど憧れる。