鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
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王道なシチュエーションなんだけどな。
「お前もこういう場所に行きたいか?」
えっ?課長……今なんて?
課長の方を見ると私を見てきた。
「生田は、こういうイルミネーションの場所に
行きたいのか?と聞いたんだ」
そ、それって……!?
心臓がドキッと高鳴ってしまう。
ど、どういう意味……?
「そ、そうですね……憧れます」
もしかして連れて行ってくれるのだろうか?
まさかと思いつつ……変に期待してしまう。
頬が熱くなってくる。
「………そうか。」
課長は、それだけ言うと
またテレビを観始めた。
あれ……?
そういう意味で聞いたんだではないのか?
聞くだけ、聞いて返事は、それだけかよ!?
課長の考えていることがよく分からない。
一体何なんだ?
結局、それ以上ろくな会話もないまま
私は、会社に向かうことになってしまった。
一応……送ってくれたけど。