鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
しかし気になるのは、
身なりがホストっぽいってこと。
まさか……?
いやいや。そんなはずは……。
会社だって何処にあるか知らないはずだし。
考えて過ぎだ。
確かめよう!
私は、確かめるため
そのイケメン君を見ようと割り込んだ。
会社の外で待っているイケメン君を見ると
私は、絶句する。
やっぱりお前かよ!?匠……。
外で待っていたイケメン君は、
元カレの匠だった。
な、何であんたが、そこに居るの!?
OLをしていると噂で聞いたとしても
会社名は、知らないはずなのに。
私は、慌てて匠のところに行った。
とにかくこの場からコイツを遠ざけないとならない。
女性共の注目もだが
こんなところを課長に見られる訳にはいかない。
また、バトルになってしまったらヤバいし
余計に課長を怒らしかねない……。
そうなったら、恐ろしいことになる!!
「ちょっと匠!!
あんた、何でこんなところに居るのよ!?」
「あ、やっと出てきた。
待ちくたびれたぜ。茜」
そう言いながら嬉しそうに私を抱き締めてきた。
ちょっとなんで、そうなるの!?
空気を読めよ!!