鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
「ちょっと、待て。離せ!!
あんたに抱き付かれる理由なんてないから」
私は、必死に抵抗した。
「そんなこと言うなよ~茜。
俺達、恋人同士だろ?」
はぁっ!?
「あんた、何を言っているのよ!?
元だよ!も・と。
それに何で、この会社のこと知っているの!!?」
まったく教えていないのに。
「あぁ、高田に聞いたんだよ!
お前がここに働いているって……凄いな。
OLやっているなんて」
笑いながら言ってきた。
高田。あの野郎……。
ベラベラと喋りやがって!!
今度会ったらボコってやる。
「そんなことより。
何の用?何しに来たの!?」
「だから、お前に会いに来たんだって。
昨日は、余計な邪魔が入って
中途半端になったからさ。
俺は、まだ諦める気はないから。だから
正々堂々とお前を奪いに来た」
はぁっー!!?
あんた、何を言っているの?
何、自分勝手に語っているんだよ!?
「何を冗談みたいなことを言っているのよ」
「マジだぜ?久々に火がついた。
俺の前からお前を奪う奴なんて暴走族でも
そんな度胸がある奴なんて居なかったからさ
絶対に奪い返す」
目がギラギラしながら語る匠。
おい、燃え上がっているし……。