鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
いやいや。課長
どれだけ女子力高いんですか!?
この服がリアルサイズに姪っ子さんの服に……。
パッチワーク……どれも私には、難度が高い。
思わず近くまで行って確認してみた。
ぬいぐるみも服も市販みたいだ。
このリボンや花柄のデザインなんて
可愛い過ぎるでしょう。
パッチワークも細かくてデザインも素敵。
これを作り上げるのに
どれぐらいかかったのだろうか?
どれも不器用な私には無理だ。
「凄い……課長。
手先が器用なんですねぇ~」
尊敬を込めて課長を見る。
「これぐらい……やれて当然だ。
それよりさっさと作るぞ!
遅くなってしまう」
怒って背中を向けてしまう。
しかし私は、気づいてしまった。
課長の耳が赤いことに……。
もしかして、照れている?
もしそうなら、意外と照れ屋なのかもしれない。
課長も案外と可愛いところがあるんだ?
何だか嬉しくなる。
そして私は、キッチンに向かうと
課長に料理を教えてもらった。
えっと……今日は、カレーか。
材料は、玉ねぎ、ジャガイモ
人参……。私、人参嫌いなんだけどな。
まぁいいや。切らないで残しちゃえ。
「カレーなら比較的簡単な料理だ。
作り方さえ間違えなければ、誰にでも作れる。
じゃあ生田。まず野菜を洗って皮を剥け」
「は、はい。えっと……」
私は、順調よく野菜を洗うと
皮を剥くことにしたのだが……。