鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

いやいや。課長
どれだけ女子力高いんですか!?

この服がリアルサイズに姪っ子さんの服に……。
パッチワーク……どれも私には、難度が高い。

思わず近くまで行って確認してみた。

ぬいぐるみも服も市販みたいだ。
このリボンや花柄のデザインなんて
可愛い過ぎるでしょう。

パッチワークも細かくてデザインも素敵。

これを作り上げるのに
どれぐらいかかったのだろうか?

どれも不器用な私には無理だ。

「凄い……課長。
手先が器用なんですねぇ~」

尊敬を込めて課長を見る。

「これぐらい……やれて当然だ。
それよりさっさと作るぞ!
遅くなってしまう」

怒って背中を向けてしまう。

しかし私は、気づいてしまった。
課長の耳が赤いことに……。

もしかして、照れている?

もしそうなら、意外と照れ屋なのかもしれない。

課長も案外と可愛いところがあるんだ?

何だか嬉しくなる。

そして私は、キッチンに向かうと
課長に料理を教えてもらった。

えっと……今日は、カレーか。

材料は、玉ねぎ、ジャガイモ
人参……。私、人参嫌いなんだけどな。

まぁいいや。切らないで残しちゃえ。

「カレーなら比較的簡単な料理だ。
作り方さえ間違えなければ、誰にでも作れる。
じゃあ生田。まず野菜を洗って皮を剥け」

「は、はい。えっと……」

私は、順調よく野菜を洗うと
皮を剥くことにしたのだが……。

< 12 / 221 >

この作品をシェア

pagetop