鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

すると課長は、ため息を吐くと弁当を置いた。

「とにかく、万が一ってこともある。
もし何かあったら連絡しろ。いいか?
十分に気を付けろ。戸締まりも厳重にしろ」

私に厳重に注意をしてくる。

戸締まりも厳重って……そんな大袈裟な。

私は、軽い気持ちで聞いていた。

もし何かあった時は、
私がどうにかするから大丈夫。

今までそうしてきたし……。

しかし課長の心配は、現実のものになった。

アイツのことを見くびっていたのかもしれない。

今日は、課長が仕事で遅いため
私は、自分のアパートでのんびりしていた。

するとチャイムが鳴ったので
何気に出てみると……そこに居たのは、
匠だった。

ゲッ!!

何で匠が私のアパートを知っているんだよ!?

私は、慌ててドアを閉めようとする。

すると足をドアに挟んできて妨害される。
すぐに手でドアをこじ開けようとしてくるではないか。

「おい、何勝手に閉めようとしてんだ!?」

「あんたが、居るからでしょーが!!
離せ。大体何で、ここを知ってるの!?」

あんたが付き合っていた頃は、
実家暮らしだったから知らないはずなのに。
ってか、手を離せよ!!

「そんなのさ~郵便配達しているダチに
調べさせれば簡単だつっーの。
いいから、中に入れろ」

誰が入れるか!?
しかも、それは犯罪だつっーの!!

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