鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
抵抗したのに……。
嫌がったのにやめてくれなかった。
いや、むしろ抵抗にも
思われていないのかもしれない。
初めて女の無力さを知った。
力でも喧嘩でも負けたことがなかった。
自分は、強いと……大丈夫だと
勝手に思い込んでいた。
なのに……。
私は、匠に……。
課長になんて……話そう。
課長に……会いたい。
私は、泣きながらしスマホを手に取り電話をした。
出て……お願い。
すると電話に出てくれた。
『もしもし?生田。
お前……電話もすぐに出ないで。
一体何を……』
「ひくっ……課長……」
『生田!?お前……何が遭ったんだ!!?』
私の声に驚いた課長は、理由を聞いてきた。
「課長……私……」
「いいから。落ち着いて住所を言え。
今すぐそっちに行ってやるから」
課長がこっちに来てくれると分かり
少しだけ落ち着きを取り戻した。
住所を教えたら課長が
凄い血相を変えて私のアパートに来てくれた。