鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
30分後。
まったく風呂から出て来ない私を心配して
課長が浴室のドアを叩いて呼んでいた。
「生田。生田。どうしたんだ?
30分も風呂からあがってこないで
そろそろあがらないとのぼせるぞ?」
しかし、まったく反応がない。
課長は、慌てて浴室のドアを開けた。
するとシャワーを浴びながら
倒れている私を見つけた。
「生田!?どうしたんだ?
大丈夫か!?」
「課長……」
ぐったりとした状態で課長に
手を伸ばした。
しかし、そのまま
意識を手放してしまった。
何時間、気絶していたか分からない。
目を開けると……ベッドの上で眠っていた。
あれ……?
あぁ、そうか。
シャワーを浴びていたら
そのまま倒れちゃったんだ。
チラッと横を見ると課長はいない。
か、課長!!?
慌てて起き上がろうとした。
すると、頭がフラフラする。
うわっ……目が回る。
ベッドから倒れそうになった。
「生田!?」
すると丁度入ってきた課長が
それに気づき慌てて私を抱き締めてくれた。
あ、居た……。
課長が居ると分かると
ホッと胸を撫で下ろした。