鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
翌朝。
眩しい朝日の光りで目を覚ました。
「う~ん。頭が痛い……」
眠いけど……頭の痛んだ。
布団に潜り込むと
味噌汁のいい匂いがしてきた。
私は、ハッとした。
慌てて起き上がりキッチンに向かった。
すると課長が朝ご飯を作っている真っ最中だった。
課長が居た……。
「あ、生田か。おはよう。
もう起きて大丈夫なのか?」
私に気づくと背中を向けながら
挨拶をしてくれた。
いつもと変わらない課長の態度だ。
「お、おはよう……ございます」
私は、その背中を見ていたら無性に
抱き付きたくなって課長の背中にしがみついた。
「お、おい。急にしがみつくな!?
驚いて指でも切ったらどうする気だ?」
課長は、頬を赤らめた。
いつもの通りの反応だ。
それが無性に嬉しくなる。
拒否られなかった。
すると課長は、スリスリと抱き付いている
私の手を優しくてポンポンと叩きながら
「お前は、大きな子供みたいだな。
ほらご飯……もうすぐ出来から待っていろ」
優しい口調で言ってくれた。
「は、はい……」
涙が出るぐらい嬉しくて私は、
ずっと課長の背中にしがみついていた。
自分でも思う。
大きな子供みたいだ……。