鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

変わらない課長の態度が嬉しい。

一緒に食べる朝ご飯は、
いつもながら美味しかった。

特に、この味噌汁が……温かくて
心までホッとする。

「生田。今日は、会社を休め。
目とか充血しているし昨日は、倒れて
体調も万全てはないだろう?」

課長が味噌汁を飲みながら言ってきた。

えっ……?

「だ、大丈夫ですよ!!
ほら、もうこんなに元気ですし。
昨日たくさん泣いたから、なんか
スッキリしちゃったし。私ったら……単純だから」

アハハッと笑って誤魔化した。

本当は、まだ頭がズキズキして痛い。
心も身体もボロボロだった。

だが、ここで。
いつまでもウジウジして
泣いていたら私らしくない。

課長に迷惑をかけてしまうし……何より
1人で居ると不安になってしまうから。

すると課長は、私の頭を優しくて
ポンポンと撫でてきた。

「無理をするな。あんな後では普通で
居る方が難しい。それに
今日は、俺も休むつもりだ。
有休が溜まっていたしな」

「映画でも、観に行こうと思うんだが……生田も
一緒に観るか?」

まさかの映画の誘いをしてくれた。

嬉しい……。

「はい。行きます!」

私は、嬉しそうに返事した。

やった……課長とデートが出来る!!

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