鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

おいおい。その企むような笑い方は、怖いから。
相変わらずの態度に苦笑いをした。

それから課長と一緒に映画を観たり
ショッピングをしたり
とても楽しいひとときを過ごした。

嫌なことを忘れるぐらい楽しかった。

私のことを気遣って
休んでくれたのだろう。

課長の優しさが伝わってきて嬉しかった。
夕食も外で食べた。

美味しいイタリアンのお店で食べた後
私は、トイレに行きたくなったので
待っててもらった。

済ませてトイレから出ると課長は、
丁度誰かに電話をしていた。

誰だろうか?

私は、近付こうとしたら 

「そうか……全員に連絡が伝わったか。
なら、今夜集められるだけ集めろ。
昨日言ったことを決行する。場所は……」

課長は、電話の誰かにそう話していた。

えっ……?
今夜……集めるって誰を?

電話が誰なのか気になったが
それよりも、いつもの課長の表情ではなかった。

何と言うか怖い……。

私は、何だか胸騒ぎがして不安になってくる。

すると課長は、私に気づき
慌てて電話を切った。

「生田。どうした?行くぞ」

「は、はい。」

慌てて返事をすると課長のところに
駆け寄って行く。 

何かを隠している……私に言えないことを。

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