鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

しばらく一緒に過ごしていたのだが、
会社から呼び出しがあったからと言い
私をタクシーに乗せると
先に帰るように指示をだしてきた。

怪しい。
もの凄く怪しくて仕方がない。

あの電話といい……何かを企んでいる。

それは、間違いない。
私を帰したのだって、知られたくないからだ。

一体何が……?

「あの、すみません。
やっぱり降ります」

私は、タクシーを停めると急いで
お金を払い降りた。

課長の跡を追うことにした。

すぐに課長は、見つかるが
駐車場に行き車を走らせてしまう。

私は、慌てて別のタクシーを捕まえて追いかけた。

場所なら盗み聞きをしておいた。

でも……あそこは。

車で走らせて向かった先は、
何処かの倉庫だった。

やっぱり!?

見覚えがある場所だと思ったら
私達『黒蝶』の集会場にしている倉庫だった。

しかも、あちらこちらにバイクや車が
集まっていた。

ま、まさか……課長。

匠のことが頭にきて
乗り込もうとしているんじゃあ!?

だとしたら止めなくちゃあ!!

いくら課長が空手をやっていて強くても
黒蝶のメンバーが相手に勝てる訳がない。

相手は、関東No.1の暴走族よ!?
匠だって居るのに……。

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