鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
私は、慌ててタクシーにお金を払い
降りると倉庫の中に入った。
すると意外な光景が見えてきた。
たくさんの暴走族メンバーが集まっているのだが
ほとんど知らないメンバーだった。
私より年上だ。
しかし、そこの中心に匠の姿があった。
ただしボコボコにされて
捕まっているではないか。
えぇっ……何で!!?
匠……!??
すると課長が匠の前に現れた。
か、課長!?
「お前……茜の会社の上司!?」
匠は、課長の顔を見ていて驚いていた。
そりゃあ、驚くだろう。
私も凄く驚いているんだから。
バレないように隠れながら
様子を伺うことにする。
「な、何で……お前がここに!?
お前が、やったのかよ?」
すると課長の隣に居た男が
「綺麗な顔して随分と威勢のいいガキだな。
この人は……“伝説の龍”と呼ばれていた。
立花さんだぞ。もっと口を慎め」
で、伝説の龍!!?
マジでか……。
その通り名は、聞いたことがあった。
私達の世代の何年か前に
“黒龍”と呼ばれた頃……一度だけ1人の男に
潰されかけたことがあったらしい。
その時の総長が、何とか防いで
潰されずに済んだらしいけど……それ以来
“伝説の龍”を見かけたら
絶対に逆らうなと言われ続けていた。