鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
例え強い奴らが現れようが平気だった。
だが相手は、紛れもなく課長。
このことを知った以上
私は、どうやって接したらいいか戸惑う。
「あの……すみません。
話を聞いてしまって……その……驚きました。
課長が伝説の龍だったことを知らなくて」
「そうか。聞いてしまったか……。
伝説と言っても別に凄いことではない。
学生時代に、あまりにもうるさかったから
総長を中心に絞めたら妙に懐かれただけだ!」
絞めたって……。
総長を絞めるのも凄いが
それで、こんなに懐くなんて課長って
どれだけ凄いんだ!?
「立花さん。お話し中すみませんが
コイツ……どうするんですか?」
1人の男性が言ってきた。
「あぁ、そうだな。
本当なら生田に知らせずに
酷いことをしたツケを今、晴らそうと思ったんだが」
ジロッと匠を睨み付けた。
それって!?
「それって……匠をどうする気なんですか?」
アイツは、私に酷いことをした。
それは、今でも会うのが怖くて……傷ついている。
許せないとも思う。
だが、見過ごすことも出来ない。
「そうだな…全裸でもさせて写真をあちらこちらに
バラまくか?
それとも、もっと酷いことを……」