鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
確かに。
匠が来ない以上、課長宅に居座る必要性はない。
今まで通りに生活が出来る。
でも……。
課長との生活を思い出すと
胸が締め付けられそうになった。
もっと、課長と一緒に居たい。
凄く充実していて楽しかったから
そう思うのは、迷惑だろうか……?
「あの……私……」
「あーもうダメだ。我慢ならない」
はぁっ?
私が言おうとしたら
被せるように止めてきた。
何が我慢ならないんだ??
驚く私に課長は、信号が赤で止まったところで
私の方を向いた。
「悪い……ちょっと寄り道をしてもいいか?」
「は、はい?」
寄り道……?
それは、別に構わないが
意味がまったく分からない。
課長は、それだけ言うと
突然車をUターンした。
一体何処に連れて行こうとしているのだろうか?
しばらく車を走らせて
向かった先は、イルミネーションが
展示している公園だった。
車を駐車場に停めて歩くことに。
「うわぁ~凄く綺麗……」
目の前に見えたは、
キラキラ光るイルミネーションだった。
まるで幻想的な雰囲気でロマンティックだ。