鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
「姉さん。
明けましておめでとうございます」
課長が挨拶した。
あ、やっぱり課長のお姉さんだったんだ!?
この人なら課長の家族だと言っても
納得がいくな。
「あら、この人が龍一が言っていた
結婚したい人って?」
ジロジロと私を見てきた。
うわぁ~チェックをされてるよ!おい。
目付きが悪いから、めっちゃ怖いよ……。
気に入られなかったから、いびられそう。
「おい、姉さん。
あまりジロジロ見てやるなよ。
茜が怯えているだろ?」
課長がフォローしてくれた。
「あら、これは大事なことよ?
何処の誰か分からない馬の骨を家族にするのよ。
どんな女かチェックしなくちゃあ」
フフッと笑ってきた。
ひぃぃっ……怖い!!
ガチガチに凍ってしまう。
するとお義姉様が
「フフッ……はじめまして。
私は、立花家の長女・榊涼子よ!
よろしくね。茜さん」
私に自己紹介をしてくれた。
「あ、はじめまして。課長……じゃなかった。
龍一さんとお付き合いをさせて頂いています。
生田 茜といいます。よろしくお願いします」
慌てて深々と頭を下げた。
すると……。
「あら~可愛いじゃないの!?
龍一よくこんな可愛い子を見つけたじゃない」
そう言って抱き付いてきた。
えっ……えぇっ!?