鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
えっ……ちょっと!?
まさか課長のお義姉様に抱き付かれると
思わなかったから驚いてしまう。
「あ、あの……」
「私のことをお義姉様と呼んでもいいのよ」
「お義姉……様」
「お利口さんね……」
間近でクスッと微笑むお義姉様。
うわっ……間近で見るとかなりの迫力美人。
ヤバい……心臓がドキドキする。
圧倒的な美貌と行動にときめいてしまう。
いかん。違う扉が開きそうだ。
「あらあら。ダメよ~茜ちゃんは、
龍君のものなんだから」
ひょこっと顔を出すお義母様。
「そうだぞ。姉さん。
茜は、俺のものだ!ベタベタと触るな!!」
課長が取り返そうとする。
「あら。少しぐらい、いいじゃないの。
それに私は、欲しいもの全て手に入れるのよ!」
フフッと微笑みながら私を抱き寄せてくる。
いや……私は、ものじゃないつっーの!!
ってか、何?この状況……。
「ママ。いいなぁ~鈴音もー」
「香菜も~」
姪っ子ちゃん達まで私に抱き付いてきた。
私は、抱き枕か!?