鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

えっ……ちょっと!?

まさか課長のお義姉様に抱き付かれると
思わなかったから驚いてしまう。

「あ、あの……」

「私のことをお義姉様と呼んでもいいのよ」

「お義姉……様」

「お利口さんね……」

間近でクスッと微笑むお義姉様。

うわっ……間近で見るとかなりの迫力美人。

ヤバい……心臓がドキドキする。

圧倒的な美貌と行動にときめいてしまう。
いかん。違う扉が開きそうだ。

「あらあら。ダメよ~茜ちゃんは、
龍君のものなんだから」

ひょこっと顔を出すお義母様。

「そうだぞ。姉さん。
茜は、俺のものだ!ベタベタと触るな!!」

課長が取り返そうとする。

「あら。少しぐらい、いいじゃないの。
それに私は、欲しいもの全て手に入れるのよ!」

フフッと微笑みながら私を抱き寄せてくる。

いや……私は、ものじゃないつっーの!!
ってか、何?この状況……。

「ママ。いいなぁ~鈴音もー」

「香菜も~」

姪っ子ちゃん達まで私に抱き付いてきた。

私は、抱き枕か!?

< 169 / 221 >

この作品をシェア

pagetop