鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
ビクッ!!
「いや、別に……何も」
いけない、いけない。
うっかり本音を言うところだった。
「それより早くアクを取れ。次にルーを
入れないとならないんだぞ!!」
またもや叱られてしまい
そっぽを向かれてしまった。
しかし、気づいた。
課長が、そう言いながらも
そっぽを向いた時って
意外と照れていることが多い。
ほら、耳まで真っ赤になっている。
恥ずかしくなったのかなぁ……?
「早くしろ」
「は、はい。」
私は、慌てて鍋のアクを取った。
すぐ……怒鳴る。でも
意外と嫌ではないかも……。
そして、いよいよカレールーを投入。
しばらくしたら課長が何かを持ってきた。
えっ?インスタントコーヒー!?
「課長。まさかカレーに入れる気なんですか!?」
「あぁ、これを隠し味に入れる。
濃くと風味を出すために。
他に数滴のソースと醤油。これも
味に濃くを出すために入れる」
「まぁ他にも
チョコを隠し味にする奴や
とろみをつけるために片栗粉を少し
溶かして入れる奴も居るからやり方は、それぞれだ。
自分の隠し味を見つけるのも悪くないぞ!」
課長が詳しく説明をしてくれた。