鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

こんな豪華なメンバーに私が居ても
本当にいいのだろうか?

不安と緊張で悪酔いしそうだった。

その後
ご飯の途中でトイレに逃げ込んだ。

この家って大酒飲みばかりだよな…。

お姉様やお義父様に
次から次へとお酒を薦められ
酔ってしまった。

うぅっ……気持ち悪い。

断る訳にもいかないし、こっちのペースも
考えてほしい。

まぁ、でも沙夜ちゃんと色々と話が出来て
満足だけど……。

「うっ……また気持ち悪くなってきた。
外の空気を吸ってから戻ろっと……」

そう思い私は、外の空気を吸いに
庭に出てみようとした。

すると課長が
お義姉様夫婦と話しているところを目撃する。

何を話しているんだろう?

興味本位で近づいてみた。
そうしたら声が聞こえてきた。

「どうだ?結婚して家庭を持つなら
本気で例の話を考えてみないか?」

例の話?
何のことだろう?

「そうですね……」

「俺は、いつでも構わないんだよ?
君がその気になってくれたら
我が社の副社長として、すぐにでも
君を引き抜きたいと思っているから」

か、課長が引き抜きたいだと!!?

まさか、課長がお義姉様の旦那さんから
引き抜きの話が出ているなんて夢にも
思わなかった。

私は、驚きながらひたすら聞いていた。

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