鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

おいおい……。
指名されて早々と断ってきやがったぞ?

ムカつく宮部って誰だ!?

睨み付けなから見てみるとこれは……また。
眼鏡をかけた知的イケメンだった。

「宮部君。そんなことを言わずに……。
副社長の奥様なんだぞ!?」

「誰の奥さんだろうが俺には、関係ないし。
それに俺は、今自分が担当している仕事で
精一杯ですので。
面倒事は、勘弁して下さい」

おい、誰が面倒事だ!?

「そう言わずに……優秀な君なら
的確なアドバイスが出来るし、面子がたつし」

「嫌ですよ……面倒くさい。
道楽でやるぐらいなら、別に担当が俺ではなくても
いいのではないですか?
何なら課長がして下さいよ。
俺は、忙しいので……それじゃあ」

そう言うと背中を向けて出て行こうとする。

なんだと……コイツ。
態度が悪いし、課長にも上目線だし……。

ブチッと何かが切れる音がした。

「待って下さい!!」

私は、彼を呼び止めた。

「……何?」

迷惑そうに立ち止まるとこちらを見る宮部って奴。

私は、ニコッと笑うと

「私、この人がいいです。ぜひ
宮部さんって方と仕事がしたいわ。
道楽ではなく仕事のパートナーとして」

森田課長に告げた。

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