鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
「……ふざけるな」
「はぁっ?」
「ふざんじゃねぇーぞ!!お前ら。
こっちは、必死にやってんだ。
誰が道楽だ!!あぁ?
それにあんたは、私の担当だろーが。
まともに教えないで
偉そうなことを言ってるんじゃねぇーよ!!
文句あるなら、ちゃんと指導ぐらいしやがれ」
とうとうぶちギレてしまった。
周りは、驚いてシーンと静まり返る。
ハッと気づいた時には、すでに遅かった。
ヤバい……もう終わりだ!!
私は、恥ずかしくなり
居ても立っても居られずに私は、
オフィスを飛び出してしまった。
そのまま副社長室に行くと課長に
抱き付いて泣いた。
「そんなことがあったのか。
まったく。どうしてお前は、こうもキレやすいんだ?
学生の頃と違うのだぞ。
我慢ぐらい出来ないのか?」
「だって、だって腹が立ったんだもん。
宮部って野郎は、優秀なんだか知らないけどさ
私にろくに仕事教えないで
嫌味言ったり意地悪ばかりするし……」
ポロポロと涙を流しながら訴えた。
出来ない自分も悪いけど
あんなやり方ないじゃない!?
私だって……これでも我慢した方だし。
でも悔しくて……凄く腹が立ったんだもん。
「だからと言って……飛び出すほど
啖呵を切ったら自分が後で気まずくなるだけだぞ?」
「どうしよう……」
さすがに今さら戻りにくい。