鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
頼りにしてくれないと
思うと悲しくなってきた。
しゅんと落ち込んでいたら課長は、
私の頭を撫でてくれる。
「急に取り引きに呼ばれたのなら
仕方がない。彼には、
茜がちゃんと謝れば分かってくれるはずだ!」
「は、はい……」
課長が帰ると私は、自分の仕事に戻った。
すると周りは、こそこそと話し声が聞こえた。
「副社長って意外と愛妻家なのね。
怖そうに見えて……実は優しそう」
「でも、わざわざ副社長に来させるとか
ないよねぇ~」
確かに普通ならわざわざ旦那に来させて
話し合うとかしないよね。
子供ではないんだし……。
なのに……。
結局、私は、何をやりたいのだろう?
せっかく頑張って皆に認められるような
夫婦になりたかっただけなのに。
チラッと周りを見る。ダメだ。
このままじゃあ……もっと頑張らなくちゃあ!!
私は、この後。仕事に没頭した。
頭が悪いし、要領も悪いから人の倍を働かないと
追い付かない。
人が少なくなってくると私のデスクに
缶コーヒーが置かれた。
えっ!?缶コーヒー?