鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
振り返ると宮部先輩だった。
「宮部……先輩?あ、ありがとうございます」
まさか、彼に差し入れしてくれるなんて
思わなかった。
何で?
「残業までして必死だねぇ~」
呆れたように言われた。
残業……?
時計を見るとすでに通常勤務の時間が過ぎていた。
周りを見ると誰も居ない。
「えっ!?嘘っ……もうこんな時間?
ヤバい……気づかなかった」
早く帰らないと課長に怒られちゃう。
私は、慌てて立ち上がった。
あ、でも……まだ仕事が残ってるし。
オロオロしていると宮部先輩が
私のやりかけの計画書を取ると見てきた。
「へぇ~この前より良くなったじゃん」
「本当ですか!?」
もしかしたら、OKとか?
「まぁ……前よりはな。
この辺は……もう少し削れる。
例えば……ここのコストをだな…」
そう言うと詳しく意見を出してくれた。
なるほど……あれ?
もしかしてアドバイスしてくれてる!?
「聞いてる?」