鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
「許すも何も怒ってないし。
こっちこそ、すまない。君の言う通りだ。
ろくに君のことを知らないくせに
勝手な偏見で教えなかった。
教えていないのに出来ないのは同然だ!」
申し訳なさそうに謝ってくれた。
あ、意外といい奴かも……。
「いいですよ~もう気にしてませんから」
ニコッと笑った。
「調子に乗るな。
そもそも初めてなんだけど、女性にあんな
暴言吐かれたの」
「あー宮部先輩。モテそうですもんね」
黙っていれば、知的イケメンだし。
きっといろんな女性から言い寄られるのだろう。
そうしたら宮部さんがため息を吐きながら
自分の缶コーヒーを飲む。
「まぁな。普段から女性から媚びを売られたり
言い寄られたりするから
いいイメージって無いんだよな。
いちいちうるさいし、エリートだからとか
どーせ顔や学歴目当てだし」
「うわぁー自分で言っちゃいますか!?」
凄いな。その自信。
でも、確かに言われるだけのモノを持ってるしな。
イケメンで、エリートだし。
「君さ……素直と言うか意外と毒舌だな。
暴言の時もかなり口が悪かったし……もしかして
元ヤン……?」
ギクッ!!
やべぇ……元ヤンだとバレちゃう。
それだとイメージが。