鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
「当たり前だ。
営業とは、そういうものだ!」
「え~帰りたい」
「君は、頑張りたいのではなかったのか?
まったく……。
まだ行くには、時間があるな。
取り引きに行く前にその辺で腹ごしらえをしよう」
宮部先輩は、腕時計を見ながら
そう言ってきた。
私達は、近くの喫茶店に行くと
サンドウィッチとコーヒーを頼んだ。
昨日キレた相手と一緒にお昼を食べるなんて
不思議な気分だ。
しかしハッとする。
会社以外で会うなと
課長に言われたばかりだった!!
あ、いや。
でも取り引き先に行った帰りだし
仕事だから仕方がないよね?
この場合は……。
「どうした?さっきから
百面相になっているぞ?」
「えっ?そうですか……すみません」
慌てて謝った。
シーンと静まり返る。
宮部先輩は、書類を確かめながらコーヒーを
飲む姿は、様になっていてカッコいい。
まさに知的イケメンの姿だった。
「宮部先輩って何処の大学出身なんですか?」
不思議に思い尋ねてみた。
「ん?K附属大学だけど」
「ゲッ!!」
K附属大学かよ!!?