鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
えっ!?
ちょっと、急にどうしちゃったんだ!?
「あの……宮部先輩。どうしたんですか?」
「飲み直すぞ」
はぁっ?
「飲み直すって……なんで?」
すると私の手を引っ張りながら
振り返り
「そのままの状態で帰す訳にはいかないだろ?
それに……俺も気分が悪い。
もう一度飲み直したいからお前も付き合え」
そう言ってきた。
宮部先輩……?
もしかして
私のことを気にかけてくれてるのだろうか。
泣き顔のまま帰らせたら
課長に気づかれるし、落ち込むって思って……。
だとしたら、なんて優しいのだろうか。
この時は、
私は、そう思い違いをしていた。
そして近くのバーで飲み直すことになった。
宮部先輩がたまに行くバーだとか。
しかし、その後のことは、覚えていない。
カクテルがとても美味しかったのと
さらに酔った私は、宮部先輩に絡んだことなら
少しだけ覚えている。