鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。

戸が開くと課長が
凄い不機嫌そうな表情でこちらを睨んできた。

「随分と遅いお帰りだな……?」

ひぃぃっー!!?
 
めっちゃ怒っている。

しかも起きてた!!

「ただいま……起きていたんですか?
ずっと……」

「当たり前だ!!
帰りが遅いし、電話してもまったく繋がらないし。
もしかして何か遭ったんではないかって
そう思ったら寝られる訳がないだろ!?」

凄い剣幕で叱られてしまう。

ひぃぃっ……怖い。

「す、すみませんでした。
接待に同行していたら
そのまま酔い潰れてしまいました」

私は、必死に言い訳をした。

言えない……宮部さんと寝てしまったなんて。

「酔い潰れた……?
それは、宮部と一緒にか?」

ギクッ!!

「……はい。」

「ほう……?お前が酔うと甘え上戸になるのは、
知っている。しかも朝帰り。
これに対して何も無かったって
どうやって説明する気だ?もちろん
出来るんだよな……?」

無茶ぶりをする課長。

うっ……もうダメだ。限界だ。

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