鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
私は、振り返り宮部先輩を見た。
複雑そうな表情をする宮部先輩。
「確かにあの時は、お互いに酔っていたし
君も絡んでくるから、そういう気にはなった。
でも君は、ベッドに行くとすぐに
爆睡してしまった。だけど……少しでも
意識してほしくて……服を脱がしてしまった。
だから未遂だ。何もしていない」
それって……。
私と宮部先輩は……!?
良かった……これで
課長に顔向けが出来る。
「後で、どうして
あんなことをしたのか悔やんだ。
すまない……誤解をさせたのなら」
宮部先輩は、頭を下げて謝罪をしてきた。
そうだったんだ……。
「あ、いえ……誤解ならいいんです。
こちらこそ、ご迷惑をおかけしてすみませんでした」
悪いのは、宮部先輩ばかりではない。
私も同罪だ。
「それで……旦那さんには、許してくれたのか?」
「……怒られましたが、
ちゃんと分かってもらいます。
私は、主人のことを愛していますから」