鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
「う~ん。」
モゾッと布団の中に潜り込む。
くるりと寝返りを打つと……うん?
人の感触に目が覚めた。
ソッと目を開けると……目の前に居るのは、
課長だった。
なんだ……課長か。
驚かさないでよ……。
えっ!?
慌てて起き上がった。
もう一度横に居る人物を確認する。
すると……やっぱり
横で寝ているのは、課長だった。
パジャマ姿の課長。
しかも髪を下ろしている。あ、おろすと
意外と若い……じゃなくて!!
な、何で課長が……よ、横で寝てるの!?
しかもお互いにベッドの上。
ハッと思い自分の姿を確認した。
あ、良かった。無事だ……!!
危うく課長と寝てしまったのかと思った。
まさか、そんな関係になったら
自分でも驚きものだ。
いやいや、マジでねぇーから。
自分でツッコミを入れながら
今居る状況を整理していく。
あぁ、そうか。課長に料理を教えてもらって。
あまりの料理の旨さに感動して
それであまりにもコタツとこの雰囲気が
気持ち良くてそのまま寝ちゃった!?
なるほど。あれ?
なら、何でコタツに居る私が
ベッドに居るのだろうか?
まさか、課長が運んでくれたとか?