鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
頭がパニックになりながら動揺をしていると
「う~ん。」
課長が動き出した。
ビクッ!!
嘘っ……起きちゃった!?
マジでどうしよう。
逃げ出す?いやいや、
それだといかにも何かあったみたいじゃん。
どうしようと悩んでいたら
本当に課長が目を覚ましてしまった。
ムクッと起き上がる課長。
「お、おはよう……ございます」
私は、慌てて挨拶した。
「あぁ……おはよう。今……何時だ?」
えっ?時間?
慌てて時計を探して見ると
朝の5時だった。
えぇっ!?まさか課長宅で
一晩過ごしてしまったの!!?
「あ、あの……私。
そのまま寝ちゃったみたいで、すみません」
驚きつつも謝ることにした。
「あ……?あぁ、まったく。
いくら起こしてもぐっすり寝やがって。
仕方がなくベッドまで運んだんだぞ?」
眠いのか怒られているのにも関わらず
あまり怖くない。
課長は、呆れたようにため息を吐くと
ベッドからおりてしまう。
「あ、あの……どちらに?」