鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。
「朝のランニングだ。いつも早起きしたら
ランニングするようにしているんだ!
やらないと気持ちが悪い」
ランニング!?
「あ、なら。私も行きます!」
慌てて私も行くと伝えた。
1人で残らされると、どうしたらいいのか
分からないし。
すると頭をポンと撫でられる。
「無理に合わせたくてもいい。
シャワーを浴びたり好きなことをしていろ」
えっ……でも。
課長は、タンスからランニングトレーナーを
出すと部屋から出て行ってしまった。
好きなようにと言われても……。
別に無理に合わせている訳ではないし
どうしろと……?
ワケが分からずに取り合えず
また布団に潜り込んでみることにした。
うん?あ、課長の匂いがする。
クンクンと匂いを嗅いでいると何だか
ホッとしてきた。
ヤバいぞ……また眠くなってきた。
寝たらダメだと思っているのだが
ウトウトと目が閉じてしまう。
「おい、生田。
お前、いつまで寝ている気だ?」
ふぇ……?
また何で課長が私を呼んでいるのだろう?
夢か?
「生田。起きろ!!」
「は、はい。起きてます!!」
課長の怒鳴り声にハッとして慌てて起き上がった。
あれ?夢じゃない。
しかも会社でもない。